スピッツのデビューアルバム「スピッツ」の7曲目「タンポポ」
タンポポ
作詞・作曲 草野正宗
3拍子の曲ですね。
草野マサムネさんの儚げな、でも弱々しくはない芯のある歌声。いい。
その歌声にギター、ベース、ドラムの力強い音が加わった、絶妙なバランスの曲だと思っています。
やわらかでゆったりとしていながらどこか寂しいメロディにバンドらしい音という、これぞスピッツ!という一曲。
出だしのギターの宇宙観のある雰囲気から、後半のどっしりとした地に足がついたような、ずしっとくる音の流れに、草野マサムネさんのふわっと浮いているような物悲しげな歌声が重なって心地いい~。すごく好きな曲です。
タンポポの歌詞がまたいい。草野マサムネさんの言葉選びはいつもステキですけどね。
何かが解かっても何も変わらない
立ったまま心はしゃがみ込んで泣いていた
「タンポポ」の歌詞引用
「立ったまま心はしゃがみ込んで泣いていた」って天才だ。この表現は凡人の脳みそからは生み出すことができない。天才だ!(語彙力のない凡人による最大限の賛美…)
「何かが解かっても何にも変わらない」ってうん、そうだーね。うん。
スピッツのファーストアルバム「スピッツ」に入っている歌詞カードの「タンポポ」のところ。
くるくる回るくる回る空も大地も
「タンポポ」の歌詞引用
のサビの部分の歌詞が書かれている上のところにタンポポのイラストが描かれていまして。
サビの部分の歌詞を繰り返す時に、そのタンポポのイラストがぽんっとおかれていてなんともかわいいんです。
歌詞カードの写真をブログに載せるのは法的にどうなのかがわからないので載せません。すまんこってす。
ふんづけられて また起きて道ばたの花
ずっと見つめていたよ
「タンポポ」の歌詞引用
私もタンポポのように、ふんづけられても起き上がるしなやかな強さを持った人間になりたいものです。